2011年2月12日土曜日

パリ ごはん③


 



 パリごはん③はシタディーン・サンジェルマン・デ・プレから徒歩5分以内のおいしいレストランを紹介します。




 ①le Bouquinistes (レ ブキニスト)

 ホテル周辺のレストラン偵察に行ってきた夫から、「上品で、食通っぽいお客さんがいっぱいのレストランがあった!」との報告があり、調べてみるとミシュラン2つ星らしいと判明!さすがに星付きに子連れはムリなので夫だけひとりでうきうき!ランチに行ってきました。
 
 以下夫より↓




 前菜、メイン、デザート、ワインで約3000円のランチセットを頼みました。
メニューは写真↑の通りです(クリック)。                                    

   



       


 席についてセットを頼むと、オリーブとワインがサーブされました。これで前菜がくるまでちょこちょこ飲めるので、ひとりごはんでも手持ちぶさたにならずに良かったです。



 前菜は「何か」のテリーヌ(フランス語、解読不可能、笑)。私はグルメではないので、日本で「テリーヌ」なるものにお目にかかることはほとんどないのですが、「こんなにおいしいものとは知らなかった」と思いながらゆっくり味わって食べました。

  



 メインは魚の「何か」(辞書で調べると「カサゴ」の何からしい・・・)。2つ星だからと思って期待をしていたのですが、日本の懐石料理ほどの鮮度や素材の質はありませんでした。それでも、盛り付けがきれいだったり、かんきつ系のソースがおいしかったり、ワインとの味のバランスがよかったりしたので、総合点としては高かったです。         
   
 
 お客さんは資本家か?取締役か?といった黒い車で乗り付けて来そうな人たちが多く、ビジネスランチといった感じのテーブルもいくつかありました。かといって、敷居が高くて入りづらいとか、店員が上から目線で対応してくるような居心地の悪さはまったくなかったです。しかし、それなりのきちんとした服装と、最低限のコミニュケーションができる英語力が無いとまともに扱ってもらえないんだろうなという雰囲気はあります。 
                    

↓こんな事態は回避したいですよね(笑)2008年1月上旬 こんだなのつれあい様 ご参照。
http://www.france-tourisme.net/p-restaurant-paris06/06-Bouquinistes.htm 
  


 この前、日本でホテルの寿司屋にいったとき、日本語が話せない外国人のお客さんが隣にいたのですが、板前さんは「どうせ日本語わからないから適当に出しとけ」とかいって、適当にあしらってあまり物系のネタを出してました。お互い様ですね(笑)








 ②Le Fogon(ル ファゴン)

 ブキニストと同じくホテルのならびにあったスペイン料理のレストラン。前日におひとり様ディナーに行った夫が味も雰囲気も◎というので家族で再訪。平日夜でしたが、あっという間に満席になりました。                     
   
 店内はシンプルモダンなインテリアで、カトラリーがそれぞれのテーブルについた引き出しに入っていたり、パンが小さな麻の袋に入れられてでてきたり、プレゼンテーション?が楽しいレストランでした。私たちは前日と同じかわいい店員さんが担当してくれ、パエリアのコース(30ユーロくらい)と別にハモンセラーノをオーダー。前菜は小皿にちょこちょこ何種類か出てきて盛り付けもおしゃれな感じでした。しかしながら、ラングスティーヌのパエリアは私にはいまいちでした。ラングスティーヌの臭みと塩がきつすぎに感じてマイナス。でも夫にはおいしかったようなので好みの問題かと思います。    

 
 雰囲気も良く、店員さんも気さくで、総合的には◎。またパリに行ったら行きたいレストランです。店員さんも帰り際に「明日も来るの?笑」と。さすがに3日連続はムリです。   
   




 ③ KGB(Kitchen Galarie bis)
 

 ここも夫が散歩がてら見つけてきたレストラン。ブキニスト同様客層がおしゃれで上品だったという理由からランチに行ってみました。後から調べてみると、ブキニスト横にある星付きの「the Kitchen Galarie」のセカンドレストランだったらしいです。KGBって聞くと「ロシアの?」と聞き返したくなりますよね(笑)
 
   
 前菜とメインで30ユーロくらいのコースをオーダー。前菜はFogonみたいにタパスっぽく小皿に盛りつけてくるスタイル。アジアのスパイスを使うのが”うり”のレストランらしく、コリアンダーや小ネギがアクセントに使われていました。他のレストランでも感じたのですが、いまだにアジアのスパイスや食材を使えば「エキゾチックでおしゃれ!」という感覚なんでしょうか?メインのポークも八角風味ではっきりいって「中華」でしたし、コリアンダーを使った前菜はコリアンダーの風味のみになってた感じだし、私たちが西欧のハーブ類を使いこなすのが難しいのと同様、やっぱり有名シェフでも上手くいかないのねえという感想です。ですが、私たちがアジア人だからそう感じるだけで、フランスの人たちには美味しくて新しいから人気のレストランなんだと思います。
  

 店内はまさしくギャラリー風でおしゃれで、店員さんはきびきびと動いて気がきくし、気持よく食事ができるレストランであることは間違いないです。

  


ちなみにプランタン銀座のHPにも紹介されてました↓
http://www.printemps-ginza.co.jp/style/paris/report118.html
    
 

 夫的にはブキニスト>フォゴン>KGBの評価でしたが、基本的には3店とも”当り”のレストランです。

  

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